特商法チェックツール|定期購入・最終確認画面の表示漏れを確認

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 systeme.io・Stripe・Kajabi・ClickFunnelsなどの海外SaaSを使ってコンテンツ販売やオンライン講座を始めようとしたとき、「特定商取引法って自分にも関係あるの?」「決済サービスを導入していれば問題ないのでは?」と感じる方は少なくありません。

 この記事では、海外ツールを使って日本人向けに販売する方が、特商法表記をどう考えるべきかを実務的な視点で解説します。「海外SaaS=法律の対象外」という誤解も多いため、基本的な考え方を整理しています。

 なお、法律の最終的な判断はご自身または専門家にご確認いただく前提でお読みください。

結論:海外SaaSを使っていても特商法表記が必要になるケースは多い

 最初に結論をお伝えします。

📌 この記事の3つのポイント

① 日本の消費者向けに販売している場合、使用ツールが海外製であっても特商法表記が必要なケースがほとんどです
② Stripeを使って決済を導入する際は審査があり、そこで運営者情報や販売ページの確認が行われることがあります。ただし、審査通過は法的適合を保証するものではありません
③ 「販売ページ」「決済導線」「最終確認画面」の3箇所の整備がとくに重要です

 「海外のサービスを使っているから日本の法律は関係ない」という考えは、一般的には当てはまりません。販売者が日本に居住しており、日本の消費者に向けて販売している場合、特定商取引法の適用対象となる可能性が高いとされています。ツールの提供会社の国籍と、販売者に適用される法律は別の話です。

特定商取引法とは何か

消費者を守るための法律

 特定商取引法(特商法)は、消費者と事業者の間に生じやすいトラブルを防ぐことを目的とした日本の法律です。通信販売・訪問販売・電話勧誘販売など、複数の取引形態をカバーしています。

 オンラインでのデジタルコンテンツ販売・メルマガ販売・オンライン講座販売は、一般的に「通信販売」に該当します。この場合、販売者は法律で定められた一定の事項を表示することが求められます。

個人でも対象になるの?

 「個人だから関係ない」と思われる方も多いですが、一般的には販売規模や法人・個人の別にかかわらず、反復・継続して販売している場合には適用される可能性があるとされています。副業や小規模な販売であっても、無関係とはいえないケースが多いため注意が必要です。

💡 覚えておきたいポイント
「副業だから」「少額だから」「個人だから」という理由だけで特商法が不要になるわけではありません。不安な場合は消費生活センターや弁護士への相談も選択肢のひとつです。

海外SaaS利用時によくある勘違い

 海外ツールを使ってコンテンツ販売を始める方が陥りやすい、代表的な誤解を整理しました。

勘違い① 「海外サービスだから日本法は関係ない」

 systeme.io・Kajabi・ClickFunnelsは海外企業が提供するサービスです。しかし、それらのツールを使って販売しているのは日本に居住する販売者であり、購入者も日本人であれば、日本の法律が適用される可能性があります。ツールの国籍と法律の適用範囲は別の話です。

勘違い② 「Stripeを入れているから大丈夫」

 Stripeを使って決済を導入する際には、Stripe側の審査があります。この審査では運営者情報や販売ページの内容が確認されることがあり、事業者名・住所・販売条件などの情報を求められるのが一般的です。

 ただし、Stripeの審査を通過することと、特定商取引法への適合は別の話です。Stripeはあくまで決済処理のサービスであり、特商法が求める表示要件(最終確認画面での価格・キャンセル条件の表示など)は、事業者側で別途対応する必要があります。

💡 ざっくり整理すると、次のようなイメージです。
Stripeの審査通過 = 決済サービスとして利用できる状態になる
特商法への対応  = 販売ページ・最終確認画面・特商法ページの整備

この2つは別々に考える必要があります。決済審査を通過していても、販売ページ側の表示内容については事業者側で確認しておく必要があります。

勘違い③ 「個人販売だから不要」

 上述のとおり、個人でも反復・継続して販売している場合は特商法の対象となりうるとされています。「会社ではないから」という理由だけで免除されるわけではありません。

勘違い④ 「特商法ページさえ作ればOK」

 特商法表記は、専用ページ(「特定商取引法に基づく表記」など)を作るだけでは不十分なケースがあります。とくに2022年の法改正以降、購入確定直前の「最終確認画面」での表示が重要視されるようになっています。

💡 参考
2022年(令和4年)の特定商取引法改正では、通信販売における申込み段階での表示義務が強化されています。最新の情報は消費者庁のウェブサイトでご確認ください。

「最終確認画面」とは何か

 「最終確認画面」とは、購入者が「購入する」「申込む」などのボタンを押す直前に表示される画面のことです。

なぜ重要なのか

 2022年の法改正以降、通信販売では購入確定ボタンを押す前の画面で一定の情報を消費者が確認できるようにすることが求められるようになりました。「定期購入だと気づかずに申し込んでしまった」などのトラブルを防ぐための措置です。

最終確認画面で一般的に確認が必要とされる項目

  • 商品・サービスの内容と分量
  • 販売価格(税込み)
  • 代金の支払い時期と方法
  • 商品・サービスの提供時期
  • 申込みの撤回またはキャンセルに関する条件
  • 定期購入の場合:2回目以降の価格・更新条件・解約方法

 systeme.ioのような海外SaaSで決済ページを作る場合は、このような情報を購入ボタンの近くに表示できるようレイアウトを工夫する必要があります。

⚠️ UIの誤認に注意
「定期購入なのに1回払いのように見える表示」「重要事項が極端に小さい文字で端に書かれている」などのUIは、消費者に誤解を与えるとして問題視される可能性があります。表示内容だけでなく、デザインや配置にも注意が必要です。

特商法ページに一般的に記載される内容

 「特定商取引法に基づく表記」として専用ページに記載する内容は、以下が一般的です。販売形態によって必要な項目が異なりますので、詳細は消費者庁の資料や専門家にご確認ください。

  • 販売事業者名(個人の場合は氏名)
  • 所在地(住所)
  • 電話番号(一定条件下で省略できる場合がある)
  • メールアドレスまたは問い合わせ先
  • 販売価格(税込み表示)
  • 送料・手数料など追加の費用
  • 代金の支払い時期と方法
  • 商品・サービスの引き渡し時期
  • 申込みの有効期限(定めがある場合)
  • 返品・キャンセルに関する条件
  • 動作環境(デジタルコンテンツの場合)
  • 定期購入・継続契約の場合の詳細条件
💡 住所について
私自身は、Stripeの審査でバーチャルオフィス住所を利用して通過できました。ただし、利用可否や必要書類は業種・国・審査状況によって異なる可能性があります。

systeme.ioなど海外SaaSでどこに設置するか

 特商法ページの整備はどこで行うべきか。海外SaaSを使った場合の代表的な設置場所を整理します。

① フッターへのリンク設置

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全ページ共通のフッターに「特定商取引法に基づく表記」へのリンクを設置する

 どのページからでもアクセスできるよう、フッターに固定リンクを置くのが基本です。systeme.ioでは各ファネルページのフッター部分にテキストリンクを追加できます。リンク切れが起きていないか定期的に確認する習慣をつけましょう。

② LP(販売ページ)下部への記載

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販売LPの下部に要点を記載するか、専用ページへのリンクを明示する

 購入者が必ず目を通す可能性があるLPの末尾に、最低限の情報(事業者名・連絡先・キャンセルポリシーの概要)を記載しておくとより丁寧です。長文になる場合は専用ページへのリンクで補完する方法もあります。

③ 決済直前ページへの表示

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決済ページ(オーダーフォーム)上に価格・解約条件などを明示する

 Stripeのチェックアウトやsysteme.ioのオーダーフォームでは、カスタムテキストを追加できます。この部分に価格・支払い条件・キャンセルポリシーの要点を記載することで、最終確認画面の要件に近づけることができます。なお、Stripeの審査段階でもこの部分の内容を確認されることがあるため、早めに整備しておくとやり取りがスムーズになるケースがあります。

④ サンクスページ・会員ページにも連絡先を

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購入後のサンクスページや会員エリアにも連絡先・解約方法を記載する

 購入後に「解約したい」「問い合わせたい」と思ったときに連絡先が見つからないとトラブルのもとになります。サンクスページや会員ページにも最低限の連絡先と解約方法を明記しておくと安心です。

よくある失敗例

 実際に販売ページを運営するなかで見かけることが多い、特商法まわりの失敗事例です。自分のページに当てはまっていないか確認してみてください。

  • 特商法ページのリンクが切れている:フッターリンクを設置したものの、リンク先ページが存在しなかったり、URLが変わってしまっている
  • 解約・キャンセル方法が書かれていない:「返金不可」とだけ書いてあり、具体的な解約手順や問い合わせ先が不明
  • 定期購入の総額・更新条件が不明:初回価格しか記載されておらず、2回目以降の金額や解約期限が購入者にわからない
  • 問い合わせ先が機能していない:記載したメールアドレスが変わっていたり、フォームのURLが切れている
  • スマホで特商法ページが読みにくい:PC表示は確認しているがモバイル表示を確認していない
  • 記載内容が古くなっている:価格・連絡先・販売条件が変わったのに特商法ページを更新していない
  • Stripe審査通過後に確認を止めてしまう:審査を通過したからといって、販売ページ側の表示整備が完了したわけではありません

systeme.ioなら販売ページ・メール・決済・会員サイトを一元管理できる

 特商法ページの設置が必要な場合、「販売LP」「特商法ページ」「決済ページ」「メルマガ」「会員サイト」をそれぞれ別のツールで管理していると、どこに何を書いたか把握しづらくなることがあります。

 systeme.ioは、LP・ステップメール・決済・会員サイト・アフィリエイト管理などをひとつの管理画面にまとめられるオールインワンのSaaSです。無料プランから始められるため、コストをかけずに試せる点が特徴です。

💡 systeme.ioで特商法まわりを管理するときのヒント

・各ファネルページのフッターに特商法ページへのリンクを追加できます
・オーダーフォームページにカスタムテキストを追加し、価格・キャンセル条件を記載できます
・販売ページやオーダーフォームを同じサービス内で管理できるため、導線全体を見直しやすくなります

 systeme.ioの詳しい使い方については、以下の関連記事も参考にしてください。

まとめ

この記事のポイントを整理します。

  • 海外SaaSを使っていても、日本の消費者向けに販売している場合は特商法表記が必要なケースがほとんどです
  • Stripeには審査があり、その過程で運営者情報や販売ページの確認が行われることがあります。ただし、審査通過は法的適合を保証するものではありません
  • 「特商法ページを作るだけ」では不十分で、最終確認画面(購入ボタン直前)での表示も重要です
  • 定期購入を扱う場合は、総額・更新条件・解約方法を明示することがとくに求められます
  • 設置場所はフッター・LP下部・決済ページ・会員ページの4箇所が基本です
  • 記載内容は定期的に最新情報に更新する習慣を持ちましょう

 法律の最終的な解釈や判断は、消費者庁の資料や弁護士・行政書士などの専門家にご確認いただくことをおすすめします。この記事はあくまで理解の参考としてご活用ください。

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