Lステップの代替ツールを無料で探している人へ|選び方と導線設計の考え方

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 「Lステップを検討したけれど、料金プランを見て少し迷っている」「もっと低コストで同じようなことができるツールはないか」——そういった疑問を持つ方が、個人事業主や小規模事業者の間で増えています。

 Lステップはライン公式アカウントを拡張するツールとして機能が充実していますが、有料プランの費用はLINE公式アカウントの利用料とは別にかかる構造になっています。小規模な運用や個人の場合、その費用感が合わないと感じることもあるようです。

 この記事では、Lステップを否定するのではなく、「どんな選択肢があるのか」を公式情報をもとに整理します。ツールの選び方と、LINEだけに依存しない導線の考え方についても触れます。

Lステップの代替を探す人が増えている理由

 Lステップは、LINE公式アカウントにステップ配信・セグメント配信・流入経路分析などの機能を追加できるB2C向けのマーケティングオートメーションツールです。株式会社Maneql(マネクル)が提供しており、導入実績も多いサービスです。

 ただ、代替ツールを探す方が増えている背景には、いくつかの理由があります。

費用の構造が二重になりやすい

 Lステップを使うには、Lステップ本体の料金に加えて、LINE公式アカウントの利用料が別途かかります。Lステップのスタンダードプランは月21,780円(税込)、LINE公式アカウントのスタンダードプランも別途月16,500円(税込)かかる場合があり、合計で月3万円を超えることがあります。個人や小規模事業者には重いと感じるケースもあるようです。

※料金は執筆時点の情報をもとにしています。最新の料金は各公式サイトをご確認ください。

機能がオーバースペックになりやすい

 Lステップには流入経路分析・クロス分析・行動スコアリング・Webhook連携など、高度な機能が搭載されています。ただ、友だち数が少ない段階や、シンプルなステップ配信だけ使いたい場合には、機能を持て余すことがあります。

解約に縛りがある

 Lステップの有料プランは、初回課金後3ヶ月間は解約できない最低利用期間が設定されています。「試してみたが合わなかった」というときに、すぐに解約できないのが気になるという声もあります。

📌 Lステップ料金プランの概要(税込・執筆時点)

・フリープラン:0円 / 月200通
・スタートプラン:5,000円 / 月5,000通
・スタンダードプラン:21,780円 / 月30,000通
・プロプラン:32,780円 / 月50,000通

※上記はLステップ本体の料金です。LINE公式アカウントの費用が別途必要です。
※課金後の解約は3ヶ月後(3回課金後)から可能です。

Lステップの代替候補としてよく比較されるツール

 Lステップの代替として検討されやすいツールを、公式情報をもとに整理します。ツールによって対象ユーザーや特性が異なるため、「Lステップの完全な代替」ではなく「自分の用途に合う選択肢」として見てください。

エルメ(L Message)

 エルメ(L Message)は、2020年6月にサービスを開始したLINE公式アカウントの拡張ツールです。10万件以上のアカウントへの導入実績があります(2025年2月時点)。機能面ではLステップと近い部分が多く、ステップ配信・自動応答・セグメント配信・フォーム作成・予約管理・決済連携などを備えています。

📌 エルメ料金プランの概要(税込・執筆時点)

・フリープラン:0円 / 月1,000通(※広告表示あり)
・スタンダード:10,780円 / 配信数無制限
・プロプラン:33,000円 / 配信数無制限

※LINE公式アカウントの費用が別途必要です。
※契約期間の縛りはありません。

 Lステップと比べると、フリープランの配信数(月1,000通 vs 月200通)と、中間帯の有料プラン費用(10,780円 vs 21,780円)に差があります。また、契約縛りがない点も選びやすい要因になっています。

 エルメには「LINE公式アカウント入れ替え機能」という独自の機能があります。LINE公式アカウントが停止になった場合に、新しいアカウントに切り替えることができる仕組みで、ステップやタグの設定はそのまま引き継げます。

向いている人:Lステップと同等の機能をより低コストで使いたい方、縛りなく試してみたい方

注意点:フリープランには「powered by L Message」という広告が表示されます。また、フリープランで接続できるLINE公式アカウントは1つまでです。

LINE公式アカウント単体

 拡張ツールを使わず、LINE公式アカウントの標準機能だけで運用する方法です。追加のツール費用はかかりません。

 標準機能でできることは、一斉配信・予約配信・自動応答(キーワード応答)・リッチメニューの設定などです。ステップ配信も標準機能に含まれていますが、細かいセグメント設定や流入経路分析はできません。

向いている人:友だち数がまだ少なく、シンプルな配信だけでいい方。まずはツール費用をかけずに始めたい方

注意点:友だち数が増えてくると、配信数に応じた従量課金が積み上がっていきます。詳しくはLINE公式サイトでご確認ください。

systeme.io

 systeme.ioは、LINE拡張ツールとは異なるカテゴリのツールです。LP作成・ステップメール・メール配信・決済・オンラインコースをひとつの管理画面で運営できる一体型のプラットフォームで、LINEとは直接連携しません。

 「LINEの機能をより便利にしたい」という用途には向いていませんが、「LINEだけに依存しない導線を作りたい」「メールリストも並行して持ちたい」という場合の選択肢になります。無料プランで主要な機能を試せる点も特徴のひとつです。

向いている人:LINE以外の販売・メール導線も持ちたい方。コンテンツ販売やメルマガ運用もまとめて管理したい方

注意点:LINEそのものの拡張にはならないため、「Lステップの代替」というより、「LINE以外の集客導線も含めて構築するためのツール」という位置づけです。

無料で始めたい人はどれを選ぶべきか

 「どれが一番いいか」は、用途と運用規模によって変わります。状況別に整理します。

  • LINE中心で費用を抑えたい:エルメのフリープラン(月1,000通・無料)が現実的な選択肢です。Lステップと機能が近く、縛りなしで試せます
  • シンプルな配信だけでいい:LINE公式アカウント単体で十分な場合があります。まずは標準機能の範囲で運用し、必要に応じて拡張ツールを検討するという順序も合理的です
  • コンテンツ販売・メルマガ運用も考えている:LINE拡張ツール+メール導線の組み合わせが有効です。systeme.ioのような一体型ツールで、LP・メール・決済をまとめて管理する選択肢もあります
  • 本格的なLINEマーケティングを展開したい:セグメント配信・流入経路分析・スコアリングなど高度な機能が必要な場合は、LステップやエルメのSTANDARD以上のプランが候補になります

 フリープランから始めて、実際に使いながら判断するのが現実的です。エルメは縛りがないため、試しやすい構造になっています。

ツール選びで見落とされやすいポイント

 料金だけを基準にツールを選ぶと、後から「思っていた使い方ができない」という状況になりやすいです。以下の観点も合わせて確認しておくことをおすすめします。

顧客リストを自分で管理・保持できるか

 LINE拡張ツールを使っても、友だちのメールアドレスを取得することはできません。LINE上の友だちリストはLINEというプラットフォームの中に存在します。将来的にLINE以外の手段でも連絡できる状態を作りたい場合は、メールアドレスを取得する仕組みを別途用意する必要があります。

メール運用と組み合わせられるか

 LINEは即時性が高い反面、ブロックされやすく、メッセージが流れやすい特性があります。長文の教育コンテンツや継続的なフォローアップにはメールが向いている場合があります。LINE拡張ツールとメール配信ツールを組み合わせる設計が、長期的には安定しやすいことがあります。

LP作成・販売導線を作れるか

 LINE拡張ツールはLINE内での自動化に特化しており、LPの作成や外部での決済ページの構築には別のツールが必要になります。LP・メール・決済を一体で管理したい場合は、systeme.ioのような統合型ツールも視野に入ってきます。

メルマガ登録ページ(LP)の作り方|登録率を上げる構成とテンプレート

LINEだけに依存しない導線設計という考え方

 Lステップやエルメを使うことで、LINE上の自動化は進みます。ただ、「LINE上での自動化」と「LINE依存からの分散」は別の話です。

 LINEだけに集客・販売・顧客管理を集中させていると、アカウントの停止やブロック率の上昇、仕様変更の影響を直接受けやすくなります。

 LINEを集客の入口として使いながら、メールリストを別で持つという設計を組み合わせると、リスクを分散しやすくなります。

  • LINE公式アカウントで友だち追加してもらう
  • 友だち追加後のメッセージでLPへ誘導する
  • LPでメールアドレスを取得して自分のリストを積み上げる
  • ステップメールで関係を育てながら、LINE以外の導線も持つ

 LINEに依存しすぎることのリスクについては、こちらの記事でも詳しく整理しています。

LINE公式アカウントだけに依存する危険性|顧客リストを失う前に知っておきたいこと

 ステップメールや導線の自動化については、こちらの記事が参考になります。

メルマガ自動化のやり方|初心者でもできるステップメール設計と導線の作り方

 LP・メール・決済をひとつにまとめて管理したい場合の選択肢として、systeme.io(システムio)のような統合型ツールもあります。LINE拡張ではありませんが、メール導線と販売導線をまとめて管理できる点で、分散した運用を整理したい方には検討しやすい選択肢です。

systeme.ioの無料プランでできること・できないことを初心者向けに解説【2026年最新】

まとめ

 Lステップは機能が充実したツールですが、有料プランの費用やLINE公式アカウントとの二重コスト、解約縛りが気になる場合には、代替ツールを検討することは自然な判断です。

 エルメ(L Message)はLステップと機能が近く、フリープランの配信数が多く、縛りがないという点で比較検討されやすい選択肢です。LINE公式アカウント単体も、友だち数が少ない段階ではシンプルに運用できる方法のひとつです。

 ただし、ツール選びで大切なのは「無料かどうか」だけではありません。顧客リストを自分で持てるか、メール運用と組み合わせられるか、LP・販売導線を作れるかという観点も含めて、自分の導線全体に合ったツールを選ぶことが長期的には重要です。

 まずは無料プランで実際に触れてみて、使い勝手を確かめながら判断していくのが現実的な進め方です。

 導線をまとめて管理できる環境から整えたい方は、まずは無料プランから試してみてください。

systeme.ioの始め方【初心者向け】登録〜販売開始までの手順

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